ムスメを妊娠している時に、
実母から、「みなせが昔使ってた布おむつ、使う?」と、連絡がきた。
わたしが使っていたと言うことは、約40年前の布おむつ。
40年前の布おむつ!!
しかもそれを・・・
「使うか?」だと・・・!?
…せっかくなので、それを「アンティーク布おむつ」と呼ぶことにした。
母の重い愛?
最初、なんだか怖くて返事をはぐらかしていたのだけど、母が持ってきたその実物をおそるおそる見てみると、
所謂布「おむつカバー」だった。
…しかし、よくまぁそれを40年もの間大切に保管していたなぁと…
捨てれられなかったのか捨てるのを忘れていたのか…
ぶっちゃけた話、不妊治療を6年していた身としては、その母の想いが重過ぎまして…
ただの思い出として捨てられなくて取っておいたのか、
「いつか孫が生まれたら」と、とっておいたのか。
いずれにしても、「使う?」と問われたことで、後者の可能性はあるので、正直戸惑いが大きかった
そしてさらには、
「あんたが使ってた乳母車、使う?」
と。
オムツの次は、乳母車。
ていうか
う ば ぐ る ま
乳母車って!!なんと言うことでしょう!!
まってまって、怖い怖い怖い、
40年間ベビーカー…否、乳母車をどこに保管していたの!?
あの狭い家(実家)の、どこに置いてあったの!!!
おとーさんのゴルフ用品邪魔だって文句言ってたけど、
乳母車の方が邪魔じゃなかったのか?
「捨てられなくてねぇ」BY母
…でたよ!!
でた!!
「捨てられなくて!!」
いやいや、捨てられないにも程があるよ!!そんなにアンティーク好きじゃないぞわたし・・・
40年前ベビーカーはたぶん、部品が劣化してたりなんか、いろんなパーツから怪しい粉とかポロポロするでしょ・・・
「頑丈だよぉ!しっかりしてるんだよ!大きくて重いけど。」
と、ドヤる母。
お母さん、今は、40年前のその時代から四半世紀以上経ってるからね、
いまは頑丈でしっかりしてて、そして折り畳めて、小さくて軽いベビーカーあるはずなんだ?
「ありがとう、部品とか古くなってて安全面とか不安だから、使わないと思う」
と答えた。
優しい。
わたし、優しい。長年取っておいてくれてありがとう、ともとれるこの「ありがとう」
優しい。
て言うか、思い出があって捨てられない【母の愛】なのかもしれないけど、愛の形が独特過ぎる。
40年はエグい。しかもベビー用品。
私も「捨てられない」タイプの人間だけど、流石にたぶんチャイルドシートとか、ベビーチェアとかは
捨てると思う。というか、ベビー用品は捨てる(手放す)前提に購入してるからな…
ご近所の方が、お下がりにと持ってきてくれたベビー用品も、
「使わなくなった場合お返しする形で良いですか?」
と言っているほどだ。
捨てるのも気が引けるし、次の貰い手探すのも面倒なので…
ていうか正直、今終活、とかって、あるじゃないですか。だから、そういうの、母が元気なうちに処分して欲しいな…と、ぶっちゃけ思うわけで…。
なんか、とっておかれても、念がこもってそうだし…。
なのでこちらが譲り受けたとしても、逆に捨てられない。
そもそも、【乳母車】って、言葉自体知らない若者も多いのでは!?
乳母車ってーと、中世のヨーロッパの、大きいカゴに、大きい車輪が付いたやつ思い浮かべるのではないか??
これぞまさにアンティーク。
ていうかこれ可愛いな。
リアルアンティークベビーカー。
え、これ可愛いな。これが良いな。
これに赤ちゃん乗せてたらなんか優雅な気分になれそう!
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