お雛様、というか、日本人形が苦手な私。今年ムスメが初節句なので、『お雛様どうするの?』と、両家の両親に問われ、どうしようか?夫と相談したところ、地域的にも『つるし雛』が有名なこともあり、つるし雛を買おうと言うことに!
つるし雛とは
雛のつるし飾り(ひなのつるしかざり)とは、静岡県賀茂郡東伊豆町稲取における吊るし飾り。江戸時代後期から伝わり、長女の初節句に無病息災や良縁を祈願して雛壇の両脇に細工を吊るす。過去においては庶民の雛壇代りでもあった。
Wikipedia
ひな壇の両脇につるすとありますが、調べてみると所謂雛人形の代わりにもなるものだとか。昔は雛人形は高価なものだったので、その代わりにつるし雛を飾る家庭もあったそうです。
一つ一つの人形に意味があり、それも地方によって様々だそうで。
以前ちりめん細工に手を出したことがあったので、時間があったら作ってもいいかな、と思ったのですが、小さい子がいる中作るのは私にはハードルが高く・・・。
手作りは見送ることにしました笑
出会ってしまった
つるし雛を扱うお店を転々と回ったのですが、なかなか『これ!』というものに出会えない。
本当は実物を見たかったけど、もうネットで買うしかないかな・・・と思ったところ!
出会ってしまったのです!
そもそも雛人形って何のためにあるの?
ここで、何故ひな祭り、雛人形というものがあるのか?という疑問を解消します。
昔は乳幼児の死亡率が高く、子供が無事に成長できるかどうかは、神のみぞ知る事柄でした。そのため穢れを移す身代わりの人形を子供の枕元へ置いて、災厄を祓う風習がありました。身代わりの人形には立ち姿をした「天児(あまがつ)」と、這っているような姿をしたぬいぐるみの「這子(ほうこ)」があります。
また、雛人形の原型となった「立ち雛」は厄を祓って水に流した「ひとがた」を立体化したものとも言われています。のちには上巳の節句に子供の穢れや厄を移した雛人形を川へ流す「流し雛」の風習も生まれました。やがて時代と共に、雛人形は立派で豪華絢爛なものになります。そのため、雛人形を川へ流すのではなく、これを「飾ること」で厄を祓う形へと変化していきました。
吉徳
すなわち雛飾りには、子供が健やかに育ち幸せになって欲しいと願い両親の祈りが込められているのです。
つまり、子供の身代わり、ですね。
義母から、『知り合いから譲り受けた雛人形があるから、ムスメちゃんにどう?』といわれたのですが、雛人形は生まれた子供の身代わり、と聞いていたので、断ったのです。(日本人形怖いし)
まさに身代わり
出会ってしまった、というのは、うちのムスメにそっくりな雛人形をネットで見つけてしまったのです!!
この人形が我がムスメを守ってくれるかも!!
瞬時にそう思いました。
どうしても実物がみたかったので、夫にわがままを良い、高速を走らせてお店まで行ってきました。
インターネットで見た人形よりも少し細身のような感じがしましたが、やっぱり似ていたので、即購入しました笑
眉毛と目がそっくり!
『子供が健やかに育ち幸せになって欲しいと願い両親の祈りが込められている』
この人形を見て、まさにそういう気持ちになりました。不思議ですなぁ!!
ムスメは分娩の時に鉗子を使って引っ張り出したので、おでこの真ん中に傷跡があります。1,2歳をめどに消える、と小児科では言われたのですが、私の感覚ではだんだん濃くなっているような気がして…。
ちょうどこのお雛様は、飾りの部分がおでこの真ん中にあり、「傷を隠してくれているのかも」とも思ってしまいます。
今後はジェンダーレスお雛様も現れるかな?
お人形屋さんで言われたのは、「時代と主に求められるお雛様も変わっている」ということ。和装のお雛様が革製品の着物を着ていたり、狭いお家でも飾れるように小さくなっていたり(我が家のタイプはこれです)とにかく昔と比べて随分と変化しているようです。
今後はお雛様とお雛様のひな人形や、お内裏様のペアのひな人形、三人官女や五人囃子も男女の差関係なく現れるかもしれませんね!
賛否両論あると思いますが、わたしは個人的にはジェンダーレス雛人形、見てみたいです!みんなが生きやすい社会になるように、お雛様とともに見守っていきたいと思います。
以上、ムスメの初節句事情でした!
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