こんにちは!みなせです。不妊治療を6年し、昨年第一子を出産したアラフォー新米ママです。
今日は不妊治療中に変化した友人関係についてお話します。
不妊様になりたくてなってる人はいない
「不妊様」というワードが使われるようになったのはいつからなんでしょう?妊婦さんや子供がいる女性(あるいは男性)に対して、妬んだり他人に当たったり、とにかく気を遣わせる人のことをいうのですが、「様」とは「お前、何様だよ!」の「様」であり、敬称の「様」ではありません。
だってできないんだもの
我が家の場合は、ですが、妊娠するなら顕微授精一択で、それ以外の選択肢はありませんでしたし、なんなら保険適応外の治療でしたので、費用が通常の数十倍かかります。
しかも100%子供ができる保証はないのです。
結婚や就職などは、ある程度本人の努力や気の持ちようでどうにかなる問題だと思うのですが、子供を持つということは、不妊治療するしか無い身にとってはまさに「運試し」の領域なのです。
つまり、うらやましい、と思うことは仕方ないんです。だって思っちゃうもん。
思っちゃうことはどうしようもないんです。
友人を傷つける前に去りました
しかし、仕方がないからと言って他者を「故意に傷つける」ことは、あってはならないことだと思います。
でも、自分を守ることに必死で、他者に対して使ってはいけない言葉が出そうになる感情になることも多くあると思います。
にこにこしているのが辛いと感じてしまうこともありました。
そしてそれを察せられるのがまたしんどいな…と思っていました。
私は、気を遣わせてしまうことに疲れてしまったので、思い切って「去る」ことをしました。
SNSはやめました
例えばSNSのつながりなどで、友人の子供の写真にどうしても「いいね」や「気の利いたコメント」ができない時もあると思います。私はありました。
そんなときは、思い切ってSNSから離れてみる、あるいは思い切ってSNSをやめてみるのも手です。私はSNS断ちし、連絡先も整理しました。
縁のある人とはまたつながるから大丈夫
SNSは、所詮は人とつながるためのツールにすぎません。一昔前はSNSなんてなかったので、進学や就職、引っ越し、結婚、妊娠等…人生の岐路という岐路で、付き合う人間ががらりと変わり、昔の友人と連絡を取ることはほぼない…なんていうことは至極当たり前だったのです。
SNSで関係性が切れてしまうような人間関係ならば、それまでの関係、ということです。
経験者同士でも分かり合えないことが多い
不妊治療の治療法は日進月歩ですし、しかも10人いれば10通りの治療法があります。故に、「不妊治療経験のある人に心無い一言を言われた」という経験をした人も多いのではないでしょうか…?
励ましのつもりだとはわかっていても…
不妊治療は方法や段階は複数あり、原因も人によって様々ですし、原因不明で苦しんでいる方もいます。経験した人の中でも、経産婦さんとそうでない方とでは、感じ方もそれぞれです。
不妊治療を経験した経産婦の友人が「実は私も」と告白してくれたことがあったのですが、はっきり言って余計なお世話で、自分の心の平穏のためにお礼だけ言って連絡先を消してしまいました。
ある人は、「みなせは子供がいないほうが人生楽しいかもよ」なんて言ってきました。
わかってるんです、励ましのつもりだって。
でも、どうしても納得できなかったので何も言わずに連絡先を…(以下略)
人間関係は変化するもの。だったらこれを切っ掛けに自分の手で変えてみては?
私は不妊治療きっかけに、人間関係を整理することができたように思います。
「いいね」するだけのSNSの友達、たいして会う気もないのに会いたい会いたいと毎年年賀状を送ってくる友達…。
本当に自分にとって必要でしょうか?
不変なものなんてありません。
最初は罪悪感こそありましたが、よくよく考えると、いつもマウントをとってくる友人や、不平不満しか言わない友人、自分にとってマイナスな要素となりうる人間関係を一掃できたことは、自分の人生にとってとてもプラスに働いています。
人間関係も瓶と一緒で、満杯になってしまうと、新しい出会いはないと思っています。
いずれは変化する友人関係、自分で「変化させる」ということも一つの手段かなぁと思います。
みなせでした!
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