こんにちは!みなせです。私が長年苦しんだ「耳管開放症」という耳の症状についてお話します。
耳管開放症って?
耳と鼻の奥をつなぐ「耳管」という所が、通常は閉じたり開いたりするのですが、開いたままになってしまい、必要時に閉鎖できなくなる病気です。あくびをする瞬間の、耳がピキッとする感じがずっと続くイメージです。
どんな症状なの?
私が感じた症状をざっと記します。あくまで私個人の感覚なので、当てはまらない人もいるかもです。
- 自分の声が響いて聴こえる
→自分の声がどのくらいの音量か分からなくなる。 - 自分の呼吸の音が耳に響く
→呼吸音で相手の声が聞こえにくくなる。 - 耳から空気が漏れている様な気がする
→勝手に空気が漏れている感覚があり唾液が飲み込みづらい。
ひどくなると日常生活に支障をきたす。
とにかく、呼吸・発声に伴っての違和感があり、他者との会話はおろか、出歩くことすらもできなくなる時もありました。とにかく立っていることすらつらかったです。当時、歯医者に勤めていたのですが、病気がきっかけで退職しました。
何が原因なの?
私が耳鼻科の先生に言われたのは、「やせすぎ」が原因でした。医療系のサイトで調べてみると、原因は主に
- 過度なダイエットや体重減少
- ストレス
- 妊娠
- 顎関節症の発症とともに併発
この4つでした。
対処法はあるの?
やせすぎならば太ればいいのか?と思い医者に問うと、
「耳管にお肉がつけばましになるかもね…。」と言われました。耳管にお肉を付ける方法は未だわかりません。漢方薬や手術でよくなる方もおられるようですが、私が調べる限り、明るい結末には至っていないようでした。
ただ、いくつか楽になる方法はあります。
常に症状がある方は難しいのですが、私の場合は疲れているときや夕方から夜にかけてひどくなったので、その時行っていた対処法をご紹介します。
- 頭を下にする
→横になるでもいいのですが、お辞儀の姿勢をとるなど、とにかく頭を下にすると一時的に症状は和らぎました。 - 首を軽く締める
→こう聞くと物騒なやり方ですが、首におしゃれなスカーフやマフラーなどを巻いて首を軽く締めると一時的に楽になりました。 - お酒を飲む
→未成年の方には真似しないでほしいのですが、お酒が入ると症状は和らぎました。 - 唾液を増やす
→梅干しやグミや飴などを口に入れて唾液をだし、飲み込むことで楽になりました。
鼻をつまみ、鼻から勢いよく息を吸う、所謂逆耳抜きは、症状が悪化するのでやらないほうがいいといわれました。
完治は期待できない…
手術や薬物療法など、治療法は提示されているのですが、私が耳鼻科の先生に言われた言葉は
「うまく付き合うしかないね、一生治らないから…」という絶望的なものでした…。
ストレス社会と言われる現在。隠れ耳管開放症の方は多いと思います。
死に至る病ではないけど、耳管開放症が元になってメンタルを病んでしまう人も多いと聞きます。
1日も早く、完治する治療法や薬が見つかりますように…。
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