白い結婚による婚姻無効から始まる第二の生き方のお話

サブカル

2024.03.03 16:30

婚姻無効になったので新しい人生始めます～前世の記憶を思い出して家を出たら、愛も仕事も手に入れて幸せになりました～
まとめ

婚姻無効になったので新しい人生始めます～前世の記憶を思い出して家を出たら、愛も仕事も手に入れて幸せになりました～

こんにちは、みりおんです！

　小説家になろう！（小説を読もう！）には100万以上のWeb小説が投稿されており無料で読むことが出来ます。 200以上のなろう小説を読んできたみりおんが、面白かった作品を紹介していきたいと思います。
今回は2024年02月時点で「四半期ランキング完結済２位」の

「婚姻無効になったので新しい人生始めます
　～前世の記憶を思い出して家を出たら、愛も仕事も手に入れて幸せになりました～」

になります！
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あらすじ

婚姻無効になったので新しい人生始めます
～前世の記憶を思い出して家を出たら、愛も仕事も手に入れて幸せになりました～

作者：Na20

セレーナは嫁いで三年が経ってもいまだに旦那様と使用人達に受け入れられないでいた。
そんな時頭をぶつけたことで前世の記憶を思い出し、家を出ていくことを決意する。

「…そうだ、この結婚はなかったことにしよう」
出典：小説を読もう　婚姻無効になったので新しい人生始めます～前世の記憶を思い出して家を出たら、愛も仕事も手に入れて幸せになりました～

ここが面白い

　白い結婚ーー結婚してから３年間子が出来ない・何もなかった場合、婚姻を無効に出来る制度がある世界のお話です。

　白い結婚について調べると、マリッジ・ブラン（フランス語）として実際にある言葉のようですね。
日本語訳だと偽造結婚となるそうで、少し意味合いが異なりそうです・・。

キリスト教では婚姻の宣誓で
「その健やかなるときも、病めるときも、喜びのときも、悲しみのときも、富めるときも、貧しいときも、これを愛し、これを敬い、これを慰め、これを助け、その命ある限り、真心を尽くすことを誓いますか？」
とするように、離婚を認めていないとのこと。
このため、中世でも原則離婚は認められていませんでしたが、戦略結婚で婚姻は結んだが婚姻の事実がなかった(初夜を済ましていない)場合は、結婚自体が無かったって理由つけて無効なったケースもあったそうで。

閑話休題。

　中世風のファンタジー舞台で、貴族としての責務に囚われただけの生活だった主人公・セレーネが、白い婚姻になる３年目に前世の記憶を思い出して、現代の価値観で行動していくことでドンドンと道が開けていくのがテンポよくてサクサク読めます。

作品のタグにも「ヘタレな元夫」とあるように、婚姻を結んだはずの夫がヘタレてたせいで色々起こったことが、次第にわかっていくのも面白いです。

頑張っている主人公が、少しずつ報われてハッピーエンドに向かっていくのは安心して読んでいられます！
完結済＆短めで一気に読めるので、恋愛ジャンル楽しめる方は是非読んでみて下さいー！