家づくりの計画を立てる際、私がどうしても改善したかったのが「キッチンの居心地」でした。
以前住んでいた社宅のキッチンは、リビングと隣接はしているものの、壁に囲まれた「独立型」。
カウンター越しに少し様子は見えるのですが、料理をしているとどうしても家族から「隔離されている」ような寂しい感覚がありました。
購入を決めた中古住宅も、もともとは壁側に設置された「I型キッチン」。
このままでは社宅時代と同じような孤独感を感じてしまうかもしれない……。そう考えた私たちは、リフォームでキッチンの位置を大胆に変更することにしました。
1. 背を向けない、孤独にならない「アイランドキッチン」
壁側にあったI型キッチンを思い切って反対側に動かし、最近人気の「アイランドキッチン」へ。
視界を遮る壁がなくなったことで、キッチンは「作業場」から、リビングにいる家族と自然に目が合う「暮らしの拠点」に生まれ変わりました。
お皿を出しながら会話をしたり、子どもの様子をすぐそばで見守ったり。 隔離されていた場所から解放され、家族の輪の中にキッチンが組み込まれたことで、毎日の家事がぐっと楽しい時間に変わりました。
2. エネルギー革命を見据えた「IH化」という下準備
このキッチンリフォームでは、もう一つ欠かせない決断がありました。それが、ガスから「IHクッキングヒーター」への切り替えです。
これは単に「掃除が楽だから」という理由だけではありません。 物件の立地を見た時より予定している「太陽光パネル(ソーラー)」を最大限に活用するための、わが家のエネルギー戦略の第一歩でした。
「自分たちの屋根で作った電気で、毎日のご飯を作る」 そんなエネルギーの自給自足を目指し、まずは家の中で一番電気を使う場所の一つであるキッチンから、準備を整えておいたのです。
3. 狭いDKを「広々LDK」へ
もう一つ、私たちが手を加えたのが「空間のつながり」です。 もともとはダイニングキッチン(DK)と隣の洋室が壁で仕切られており、一つひとつの部屋が少し手狭に感じられました。
「今は家族みんなで広々と過ごしたいけれど、将来子どもが大きくなったら、個室も必要になるかもしれない……」
そんな悩みを解決するために、私たちは「可変性のある間取り」にこだわりました。
壁を抜き、光と風が通るリビングに
まず、DKと洋室を隔てていた壁を思い切って抜きました。 それだけで、暗くて狭かった空間が一気に開放感のある「広々LDK」に。
ちなみに、わが家には7羽のインコたちがいますが、インコの脂粉によるアレルギーリスクを考え、インコ専用の部屋はLDKとは完全に分けた場所に確保しています。だからこそ、家族が集まるLDKは、徹底して「広さと快適さ」を追求することができました。
「稼働間仕切り」で未来に備える
ただし、完全に一つの部屋にしてしまうのではなく、将来を見据えて「稼働間仕切り」を設置しました。
- 今(子どもが小さい頃): 間仕切りを開け放って、家族みんなが繋がる大きなお部屋として。
- 将来(子どもに部屋が必要な頃): 間仕切りを閉じるだけで、あっという間に「2部屋」に分割。
最初からガチガチに住み方を固定するのではなく、ライフスタイルに合わせて形を変えられる「余白」を残しておく。この柔軟なリフォームのおかげで、子どもの成長を楽しみながら、長く住み続けられる安心感を手に入れることができました。
次のステップへ
キッチンを家族の真ん中に持ってきたことで、わが家の暮らしは劇的に変わりました。しかし、このリフォームには「間取り」以上にもう一つ、家計の未来を左右する重要な決断がありました。それが「ガスからIHへの切り替え」です。
「ガスの方が火力があるのでは?」「電気代が高くなるのでは?」という不安を、どうロジカルに解消したのか。次回は、太陽光発電との連携も見据えた、わが家の「エネルギー移行戦略」について詳しくお話しします。
次のステップへ [09] 未来の電気代を守る「IH化」。ガス併用からオール電化への移行戦略


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