【実例公開】中古住宅リフォームは「支出」か「投資」か?わが家の実例公開

住まいと暮らし
「このサイトはアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト含む)を掲載しています。」

「リフォームにお金をかけるなんて、貯金を減らすだけの贅沢だ」

「どうせ住めば汚れるし、壊れたところを直すだけで十分じゃない?」

もしあなたがそう考えているなら、それはちょっともったいない機会損失をしているかもしれません。

家族の将来のライフプランや、子供たちの学費、自分たちの老後の蓄えを毎日のようにシミュレーションし続けてきた私にとって、リフォームは単なる「壊れた場所の修理」ではありません。それは、おうちの価値が下がるのをしっかり食い止め、毎日の暮らしをビックリするほどラクにし、将来の家計にゆとりを生み出すための「リターンの大きい投資」です。

特に中古物件は、前の住人の方がどんな暮らし方をしていたか、見えない部分も多いです。からこそ、自分たちの暮らしに合わせた事前のリフォームがとても大切になります。そもそも、中古市場で自分たちの理想に100%ぴったり合う物件なんて、そうそう見つかりません。

この記事では、わが家が実際に約500万円(諸経費・税込み)を投じておこなったリフォームの全貌を公開します!「お金をかけて大正解だった場所」と「あえてやめて大正解だった引き算のポイント」にすっきり切り分けて、わかりやすく解説していきますね。

1. 「マイナス」をゼロにする、前の住人の方のクセをリセット

中古住宅には、新築にはない独特の「住まいのクセ」が残っているものです。前の持ち主にとっては使いやすくても、自分たちにとっては不便だったり、そのままにしておくと将来おうちを売ったり貸したりするときに不利になってしまったりすることも。まずはこの「マイナス」をきれいにお掃除することからスタートしました。

不要なものをなくして、使いやすい空間に戻す(約54万円)

特定の用途に偏った古い水回りや、生活の動線を邪魔していた1階の不要なトイレを思い切って撤去しました。一見「もったいない」と感じるかもしれませんが、使わない設備をなくして標準的なスッキリした部屋に戻すことは、おうちの使い勝手を高める立派な工夫です。将来のメンテナンスの手間をなくすことにも繋がります。

また、生活動線をふさいでいたドアの位置を少し移動させたり、床を平らにしたりしたことで、家の中での移動ストレスが劇的に減りました。

合わせて実施した2階の畳の張り替え(約6万円)も、一見するとただの消耗品の交換ですが、将来もし人に貸すことになった際の内見時の清潔感をキープするための、大切な価値を落とさないための工夫です。

「お掃除ロボット」が限界まで働ける環境づくり

この物件を購入した当時、1階の部屋の間には、昔の設計ならではの「ガクンと1段下がった床」や、数センチ以上の大きな段差がそのまま残っている場所がありました。人間が普通にまたいで歩く分には大きな問題にはなりませんが、これらはロボット掃除機にとっては完全に立ち入り禁止の「大きな崖」になってしまいます。

そこで今回のリフォームでは、この低くなっていた床をまわりの部屋に近い高さまで上げる「床上げ・段差解消」の工事を行いました。

ただ、備え付けのクローゼットの扉などの兼ね合いもあり、ミリ単位で完全にフラットにすることは難しく、最終的にどうしても「数cmの段差」が残ってしまったのです。

ロボット掃除機が自力で乗り越えられるのは一般的に2cmまでと言われているため、そのままでは通行止めになってしまいます。そこでわが家では、段差部分に市販の「室内用ミニスロープ(傾斜木材)」を設置しました。

これにより、お掃除ロボットが引っかかりもなく、坂道を登るようにシームレスに隣の部屋へ行き来できるようになりました。リフォームの限界をちょっとした工夫でカバーすることで、掃除の手間を永続的に減らす「時間への投資」が完成しました。

外回りのお手入れ:将来のコストの「先払い」(約107万円)

  • 外壁塗装(約73万円): 家を長持ちさせるために将来必ずやらなければいけないメンテナンスです。リフォームで他の工事とまとめて一気にやってしまうことで、別々に頼むよりも職人さんの手配や足場代などの管理コストを抑え、おトクに進めることができました。
  • 外構フェンス(約34万円): 敷地の境目に高低差があるため、子供の安全対策としてフェンスを追加しました。

2. 時間を生み出す間取りの工夫、キッチン > 洗濯 > 掃除

日々の暮らしのなかで、家事にかかる負担をしっかり見極めてリフォームの優先順位を決めました。わが家が最も力を入れたのは、毎日のなかで一番時間を使い、体力も使う「調理」の効率化。その次に「洗濯」「掃除」がラクになるような設計です。

調理:数歩で何でもできる「キッチン・コックピット」(約240万)

リフォーム費用の約半分、約240万円を集中させた1階のLDKは、暮らしの満足度を決める一番大切なエリアです。

  • アイランドキッチンへの変更: 壁に向いていた従来のI型キッチンから、ぐるぐると回遊できるアイランド型へ変更し、配管から見直して場所を移設しました。料理、配膳、片付けの歩数を物理的に一番短くできるレイアウトです。家族の様子を見守りながら作業できるのも嬉しいポイントです。
  • 家事をラクにする相棒たち: 大容量の深型食洗機、タッチレス水栓、そして将来のソーラー発電をたっぷり活かせるIHコンロを完備しました。
  • 背面の収納: キッチンのすぐ後ろに作業台を兼ねた家電収納とカップボードをひとまとめにしました。全ての調理プロセスが、一歩も動かずに半径1〜2メートル以内で完結する家事導線が出来上がりました。

洗濯:壁を抜いたことで生まれた「まっすぐな動線」

ダイニングキッチンと隣の洋室を仕切っていた壁を抜き、新しく「可動式の間仕切り(動かせる壁)」を設置しました(LDK費用に含む)。これが、洗濯を驚くほどラクにする素晴らしい副産物を生んでくれました。

壁をなくしたことで、家の中に遮るもののない長い「直線」が出現。これにより、洗濯物を干しにいくときの移動距離が劇的に短くなりました。

ちなみに、最初はガスの衣類乾燥機の導入も考えましたが、ソーラー発電(電気)との相性の良さを考えて、お天気のいい日は外干し、そうでない日は浴室乾燥機をスムーズに使い分けるスタイルに落ち着きました。

3. 将来の選択肢を広げる、いつでも「高く貸せる」状態にしておく

この記事で私が一番お伝えしたいのは、リフォームを「今自分たちが便利か」だけで考えない、ということです。

わが家は将来を見据えて、2階建ての建物を上手に活用するプランを考えています。自分たちが今住んでいるスペースを綺麗に、使いやすく整えておくことは、単なる贅沢ではありません。将来もし自分たちが別の場所に引っ越したりライフスタイルが変わったりしたときに、ここを「人気の高い、家賃をしっかりもらえる賃貸物件」としていつでも貸し出せるようにするための準備でもあるのです。

例えば、先ほどお話しした「可動式の間仕切り」は、子供が小さいうちは広々とした大空間として使い、成長に合わせて部屋数を増やすといった、ライフステージに応じた柔軟な間取り変更が可能です。

この「次の住人(ファミリー層)にとっても魅力的な工夫」を最初から組み込んでおくことで、将来おうちを貸すときの空室リスクをあらかじめ減らすことができます。

4. 冷静な引き算、「これはやらない」と決めて見送った4つのこと

「あれば便利そう」という理由だけで何でも採用していくと、見積もりは簡単に予算オーバーしてしまいます。私は、かけた費用に対して暮らしの改善や将来の価値へのメリットが少ないと判断したものは、徹底的にカットしました。

  • 洗面所の場所の変更:「こっちにあったら少し便利かも」とは思いましたが、今のままでもおうちとして十分機能しています。わざわざ多額の水道工事費をかけて場所を移したからといって、将来の家賃や売却価格が跳ね上がるわけではないので現状維持にしました。
  • 廊下のドアの追加:すべての部屋にすでにドアがあるため、お部屋の密閉性を少し高めるためだけに何十万円もかけるのは、コストパフォーマンスが悪すぎると判断して見送りました。
  • 家じゅうの壁を剥がすような大がかりな断熱工事:建物全体の壁を全て剥がして断熱材を入れ直す工事は、費用が膨大になりすぎて元を取るのが非常に難しいです。そこで、国の補助金が手厚く出て、冷え込みやすい「お風呂の窓」だけをピンポイントで二重窓にする賢い選択に絞りました。
  • ガス乾燥機の導入:先述の通り、ガスを新しく引き込むコストと、せっかく設置したソーラー発電の電気を活かせるメリットを天秤にかけ、浴室乾燥機と「まっすぐな洗濯動線」の工夫で十分代用できると判断してやめました。

5. 500万円がもたらす「10年後の未来」

リフォーム総額、約500万円。これを高いと感じるか、それとも安いと感じるかは、これからの家計全体のプランをどう描くかでガラリと変わります。

  • 前の住人の「不便」を消し、おうちの価値を長持ちさせる。
  • 家事の動線をハックして、自分たちの「自由な時間」を生み出す。
  • 将来の賃貸や売却を見据えて、家計にプラスになる種をまく。

この視点を持てば、リフォームはただ貯金を減らすだけの出費ではなく、あなたのこれからの資産形成をグッと加速させる頼もしい投資になります。

浮いた毎月の固定費や、今回の引き算で手元に残すことができた予算は、そのまま新NISAなどのインデックス投資に回して、世界経済の成長エンジンに乗せてじっくり増やしていくのがわが家のスタイルです。

10年後の自分から「あのとき、あそこを工夫して直しておいてくれて本当にありがとう!」と言われるような、賢いおうちの設計図をぜひワクワクしながら描いてみてください。

この記事を書いた人

地方都市で働くSEです。
妻と2人の子供、4種のインコ(オカメ、コザクラ、ボタン、セキセイ)と暮らしています。
2025年、築16年超の中古住宅をリフォームし、家族での新生活をスタートさせました。この家は「賃貸併用住宅」として運用しつつ、屋根には太陽光パネルを設置。住まいそのものを資産に変え固定費の削減を実践中です。
「今日がいちばんわかいから」をモットーに、論理的に考え、安全運転で暮らしを整える過程を記録しています。

【このブログで発信していること】
住まいと家計: 賃貸併用住宅・ソーラー導入効果・投資など、「数字の多寡」よりも「仕組み作り」を重視した資産形成術。
食と健康管理:「減塩生活」という制約を楽しみながら、焼肉きんぐや丸亀製麺、スイーツの楽しみ方。
育児と鳥: 2児の育児について、鳥との快適な同居生活
趣味と日常:ゲーム(原神/DQX他)、雑記、旅行など
40代パパのリアルな試行錯誤が、同じような悩みを持つ誰かの「次の一歩」のヒントになれば幸いです。

大浦 みりおんをフォローする
住まいと暮らし
大浦 みりおんをフォローする

コメント

タイトルとURLをコピーしました