[09] 未来の電気代を守る「IH化」。ガス併用からオール電化への移行戦略

住まいと暮らし
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「キッチンはやっぱり直火のガスがいいな」
家づくりやリフォームを考えるとき、そう思う方は多いのではないでしょうか。
実はわが家も、最初はなんとなく「料理をするならガスのほうが火力が強そう」
というイメージを持っていました。

しかし、中古住宅を購入してリフォームプランを立てる中で、私が真っ先に決断したこと。
それは、慣れ親しんだガスコンロを卒業し、
「IHクッキングヒーター」へ切り替えることでした。

これは単にお手入れを楽にするためだけではありません。
リフォームと別に予定していた「ソーラーパネルの導入」、そしてさらにその先にある「ガス廃止」を見据えた、わが家独自の「家計を守る中長期戦略」の第一歩だったのです。

なぜリフォームのタイミングで「先行して」IH化したのか?

リフォーム時点では、わが家はまだ「プロパンガス」と「電気」を両方使うスタイルでした。
しかし、将来の家計を冷静にシミュレーションしてみると、リフォーム時にIH化を済ませておくことには大きなメリットがありました。

1. ソーラー発電との抜群の相性を見越して

リフォームと並行して、屋根にソーラーパネルを載せる計画をしていました。
ガスはどれだけ節約しても自給自足はできませんが、電気は太陽光で自分で作ることができます。

お昼時に太陽の光で作った電気を、そのままキッチンのエネルギーとして使う。
この「エネルギーの自給自足」を完成させるためには、IH化が不可欠なピースだったのです。

2.将来の「ガス廃止」への布石

わが家の計画では、将来的にガス給湯器の寿命が来たり、売電価格(FIT)が下がったりするタイミングで、給湯も電気(エコキュートなど)へ切り替える構想を持っています。
そこで初めて、プロパンガスの基本料金(月約2,000円)という固定費を完全にカットできる日が来ます。キッチンを移動させ、床や壁を剥がして配管や配線をやり直す「今」IH化を済ませておくことは、数年後のインフラ再編に向けた、もっとも賢い下準備でした。

3. 中古リフォームならではの「確実な施工」

アイランド型への変更に伴い、電気系統も「今の暮らし」に合わせて最適化しました

  • 200V電源の専用工事: IHを動かすためには強力な200V電源が必要です。キッチンを移動させ、床や壁を剥がすフルリフォームのタイミングだったからこそ、分電盤から新しいキッチン位置まで、専用の電気配線をスムーズに通すことができました。
  • アンペア数は「60A」で安定運用: 電気容量については、電力会社の推奨に基づき最初から「60A」に設定しました。IHやエアコン、食洗機を同時に動かしてもブレーカーを気にせず快適に過ごせる、ゆとりある土台を完成させています。

未来の物価高に対する「時間差の防御策」

これから先、エネルギーコストの上昇は避けて通れない課題です。そんな不透明な未来において、住宅というインフラをどうアップデートしていくか。

リフォーム時にまずIH化を選び、今後ソーラーを導入し、以降にガスを卒業する。
この段階的なシフトこそが、無理なく、かつ確実にわが家をインフレから守るための
「暮らしのアップデート」でした。

アイランドキッチンで家族との会話を楽しみながら、掃除のしやすさという「今の幸せ」を享受する。それと同時に、将来の固定費を自分たちでコントロールできる「安心感」を着実に積み上げていく。
IH化は、わが家の新しい暮らしの出発点として、最高の選択だったと実感しています。


次回予告: 第10章 太陽光パネル6.8kw。わが家を「小さな発電所」にする。

この記事を書いた人

地方都市で働くSEです。
妻と2人の子供、4種のインコ(オカメ、コザクラ、ボタン、セキセイ)と暮らしています。
2025年、築16年超の中古住宅をリフォームし、家族での新生活をスタートさせました。この家は「賃貸併用住宅」として運用しつつ、屋根には太陽光パネルを設置。住まいそのものを資産に変え固定費の削減を実践中です。
「今日がいちばんわかいから」をモットーに、論理的に考え、安全運転で暮らしを整える過程を記録しています。

【このブログで発信していること】
住まいと家計: 賃貸併用住宅・ソーラー導入効果・投資など、「数字の多寡」よりも「仕組み作り」を重視した資産形成術。
食と健康管理:「減塩生活」という制約を楽しみながら、焼肉きんぐや丸亀製麺、スイーツの楽しみ方。
育児と鳥: 2児の育児について、鳥との快適な同居生活
趣味と日常:ゲーム(原神/DQX他)、雑記、旅行など
40代パパのリアルな試行錯誤が、同じような悩みを持つ誰かの「次の一歩」のヒントになれば幸いです。

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